はじめに
OSDL は、ワークロードとテストフレームワークのコレクションである OSDL Database Test Suite を開発しました。これらのテストは、実世界の取扱いに即したワークロードを求めていた Linux 開発者のニーズに適合するように設計されました。
OSDL データベーステスト 1(OSDL-DBT-1) | (現時点の結果)
OSDL-DBT-1 は、Web ベースのトランザクションパフォーマンステストです。OSDL-DBT-1 は、オンライン書店で品物をブラウズしたり購入したりする Web ユーザのアクティビティをシミュレートします。OSDL-DBT-1 は、Transaction Processing Performance Council(TPC)の TPC-W(tm)ベンチマーク仕様を公正使用した実装です。テストランの結果には、1 秒当たりのトランザクション数、CPU の使用状況、I/O アクティビティおよびメモリの使用状況が含まれます。
OSDL データベーステスト 2(OSDL-DBT-2) | (現時点の結果)
OSDL-DBT-2 は、OLTP トランザクションパフォーマンステストです。OSDL-DBT-2 は、複数の作業者が 1 つのデータベースへアクセスし、顧客情報を更新し、部品の在庫を確認する、部品の卸売業者をシミュレートします。OSDL-DBT-2 は、TPC の TPC-C(tm)ベンチマーク仕様を公正使用した実装です。テストランの結果には、1 秒当たりのトランザクション数、CPU の使用状況、I/O アクティビティおよびメモリの使用状況が含まれます。
OSDL データベーステスト 3(OSDL-DBT-3) | (現時点の結果)
OSDL-DBT-3 は、意思決定支援のためのワークロードです。OSDL-DBT-3 は、業務用の特別なクエリおよび並行するデータ変更処理のスイートで構成されています。OSDL-DBT-3 は、TPC の TPC-H(tm)ベンチマーク仕様を公正使用した実装です。
利用上の注意
これらのワークロードの着想は TPC-W、TPC-C、TPC-H から得たものです。OSDL-DBT-1、OSDL-DBT-2、OSDL-DBT-3 のワークロードは、それらとはまったく異なるものであり、得られる結果は TPC の結果と比較するべきではなく、また比較できないものです。
OSDL が提供するこれらのテスト結果の商業目的での使用は、明確に禁止されています。
メーリングリスト
osdl_performance - Scalable Test Platform(STP)または OSDL-DBT テストキットに関連する、Linux のパフォーマンスについての一般的なディスカッション用メーリングリスト。
osdldbt-general - OSDL-DBT テストキットのためのパブリックディスカッション用のメーリングリスト。
このプロジェクト は、sourceforge にあります。OSDL は、このプロジェクトへの参画にご興味をお持ちの、すべての開発者の方を歓迎します。
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