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オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(OSDL)
スチュアート・コーエン氏が CEO に就任

2003 年 4 月 22 日

<ご参考資料>
2003 年 4 月 21 日(現地時間)に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

エンエンタープライズLinuxを支援するOSDLの新CEOに
IBMとRadiSys社で、ネットワーキングおよびテレコミュニケーションの指導者として
豊富な経験を持つStuart Cohenが就任

オレゴン州ビーヴァートン発 2003年4月21日−エンタープライズ・コンピューティングにおいてLinuxの採用加速に取り組む、業界リーダー企業から構成されるグローバルコンソーシアムである米オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(Open Source Development Lab、以下 OSDL)は、Stuart F.Cohen(スチュアート・コーエン)が、CEO(Chief Executive Officer)に就任したことを発表いたしました。
Cohenは、22年以上にわたり、コンピュータ業界でのビジネス・ディベロップメント、セールス、ならびにマーケティングに携わり、彼が指揮する組織は常に継続的な成長を遂げ、市場におけるリーダシップを確立するという実績に定評があります。

IBM Systems Groupの開発担当Vice Presidentであり、OSDL のボードメンバーであるRoss Mauriは次のようにコメントしています。「Stuartは、エンタープライズユーザ、オープンソース開発者、そしてOSDLのスポンサーにとってのLinuxの重要性や期待を理解しています。IBMにおけるデータセンタユーザに対する第一線での活躍、およびRadiSys社におけるテレコミュニケーション業界のビジネス・ディベロップメントの経験が、ユニークで貴重な見識を与え、OSDLのミッションを推進し、さらに成功させるでしょう。」

CA、富士通、日立、HP、IBM、インテル、NECおよび、業界をリードするエンタープライズ・コンピューティング企業各社の後援により、OSDLは、日本と米国に充実したデータセンタを完備し、ワールドワイドのLinux開発者に、エンジニアリングおよびテクニカルな支援を提供しています。
また、OSDLは、Linuxをデータセンタとキャリアグレードコンピューティング環境に向けて強化することにフォーカスしたテクニカルワーキンググループをコーディネートしています。

市場調査会社のIDCによると、Linuxは、CAGR(年複利成長率)で28%、向こう5年間で、OS環境の売上で最も成長すると期待されています。

IDCのSystem Software リサーチグループのVice President であるDan Kusnetzky氏は次のようにコメントしています。「Linuxの成長率を遅くする要因のひとつは、エンタープライズ・コンピューティングに重要な機能に関してのユーザの懸念です。OSDLのような組織は、企業でのLinuxの導入を加速するため、これらの問題をターゲットにしてきました」

「この5年間、Linuxがデータセンタや、テレコミュニケーション環境に入り込んでいるという顕著な傾向を見てきました。ユーザの興味とOSDLのミッションへの期待が大きくなったことで、私はOSDLに魅かれました。私の役割のひとつは、OSDLの任務を拡大し、Linuxがより多くのユーザに受け入れられるようにすることでしょう。」Cohenは、このように述べています。

Cohenは、CEOに就任すると同時に、次の3つのOSDLの主要目標をうちたてています。

  1. LinuxおよびLinuxベースのアプリケーションの利用を加速させる
  2. スポンサー企業の数を大幅に増やし、Global 2000企業にOSDLへの参加を促す
  3. ビジネスに不可欠なアプリケーションに役立つLinuxベースの開発プロジェクトを支持するOSDLのリーダー的な役割を継続および拡大する

Cohenの前職は、RadiSys Corporationにおいて、パートナー戦略開発などを担当する、Marketing and Business DevelopmentのVice President兼Corporate Officerを務めていました。その前は、InFocus Corporation において、Worldwide Marketing のVice President兼Corporate Officerを務めていました。また、IBMで17年間、パーソナルコンピュータ部門およびネットワーキング部門においてセールスおよびマーケティングの上級職にあり、ヨーロッパ、東南アジアおよび中国における国際的な経験もあります。

OSDL について

2000 年 8 月に設立された OSDL は、独立した特定のベンダを持たない NPO(非営利団体)です。業界のリーダー企業から構成されるコンソーシアムに支援され、エンタープライズおよびキャリアグレード向けの Linux および Linux ベースのソフトウェアの機能を拡大する様々なプロジェクトを支援しています。オレゴン州のポートランド西部を本拠地とし、開発や検証をハイエンドのエンタープライズ・ハードウェア上で行ないたいというオープン・ソース・コミュニティーのニーズに応えています。OSDL を支援する業界リーダー企業は、Alcatel、Cisco Systems、Computer Associates、Dell、Ericsson、Force Computers、富士通、 HP、日立製作所、IBM、Intel、Linuxcare、ミラクル・リナックス、三菱電機、 MontaVista Software、 NEC、 Nokia、RedHat、SuSE, 東芝、VA Software の 21 社です。OSDL およびデータセンタ Linux(DCL)とキャリアグレード Linux(CGL)の各ワーキンググループに関する詳しい情報はwww.osdl.org(英語)または osdl.jp(日本語)をご参照ください。

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