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オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(OSDL)
Linux のパフォーマンを検証する新サービス「STP」を開発
〜STP(Scalable Test Platform)によりオープンソース開発コミュニティの高いニーズに対応〜

2001 年 10 月 16 日

<ご参考資料>
2001 年 10 月 15 日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。

米国オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(Open Source Development Lab、以下 OSDL)は、データセンターやキャリアクラス向けの Linux の開発を促進するため、オープンソース開発者向けに Linux のパフォーマンスを検証する新サービス「STP(Scalable Test Platform)」の提供を開始しました。

これまで、Linux カーネルの機能強化に関する安定性の高いスケーラブルな試験を行うための一元的なリソースは、オープンソース開発者に提供されていませんでした。STP は簡単で自動化された検証手段として、オープンソースコミュニティからの高いニーズに応えます。

STPを利用することで開発者は、さまざまな測定方法、カーネルツリー、およびサーバの設定などから検証方法を選ぶことで、Linuxの機能強化を簡単に検証できます。いつでも利用可能なパフォーマンス測定と比較のツールを提供することで、キャラクタライゼーションや Linux 開発の質を向上できるほか、オープンソースソフトウェアの開発のスピードを加速します。検証データはすべてアーカイブに保存され、ユーザはその結果を OSDL のウェブサイトに掲載することもできます。そのため、オープンソースコミュニティで貴重な情報を得られるようになります。

STP は OSDL ウェブサイト(www.osdl.org)から利用可能で、カーネルパッチやアップグレードは OSDL の大規模なテストラボに送られ、1-Way から 16-Way までのシステムで様々なテストが行われます。STP は指定されたカーネルをユーザの変更を組み入れてコンパイルし、変更されたカーネルとともに Linux を OSDL の専用サーバにインストールします。さらに、選択されたテストを実行してその結果を依頼者に提供すると共に、参考データとして検証結果をサイトに保存します。

OSDL ラボのディレクタである Timothy Witham は次のように語っています。「この先進的な STP は大企業やキャリアクラスの検証に必要な安定した環境を開発者に提供します。開発者は測定の設定や実行に必要な労力を最小限に留めながら、開発したコードを早い段階から検証できます。また、システム設定が長期間維持され、検証結果が蓄積されるため、測定の繰り返しや過去と現在の測定結果の比較に基づいた判断を行えるようになります。保存された結果は事後分析に必要なデータともなり、開発作業が加速されると共に中間結果の質も向上します。Linux 開発者からエンドユーザまで、STP はすべての人に活用されるでしょう。」

STP により開発者は、dbench、LMBench、Bonnie、および Linux Test Project によって開発/コンパイルされたライブラリを利用でき、さまざまなパフォーマンスおよび回帰測定を行えます。

STPは多くのアプリケーションや環境において変化を測定できる安定性の高い再現可能な環境で、OSDL の世界中の開発者にとって不可欠なツールを開発しています。

オープン・ソース・デベロップメント・ラボ(OSDL)について

OSDL は、独立した特定のベンダを持たない NPO(非営利団体)です。業界のリーダー企業から構成されるコンソーシアムに支援され、エンタープライズおよび高性能サーバ向けの Linux および Linux ベースのソフトウエアの機能を拡大する様々なプロジェクトを支援しています。オレゴ ン州のポートランド西部に本社をおき、開発や検証をハイエンドのエンタープライズ・ハードウエア上で行いたいというニーズに応えます。詳しい情報は、www.osdl.org でご覧になれます。

以上


≪この件に関する報道関係者からのお問い合わせ先≫

インテル株式会社
e-マーケティング本部
エンタープライズ プラットフォーム マーケティング部
小薗井康志
電話:03-5223-9256
E-mail:

株式会社プラップジャパン
OSDL 広報担当 山崎聡子、野村真吾
電話:03-3486-7160
E-mail:

 

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