OSDL ニュースレター - 2001 年 3/4 月 |
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ラボの所在地と導入機器
OSDLは、米国オレゴン州ポートランドの西にあるハイテクエリアに立つビル(敷地面積:11,000 平方フィート)に移転しました。この場所には近くに公共輸送機関、 ホテル、レストランなどがあり利便性に優れています。さらに重要なことは、ファイバがすでに敷設されてネットワーク接続の面で便利であるということです。
ラボには高速インターネット通信回線に接続されたサーバが数台導入されています。この設備によって、世界中の開発者たちにラボへのアクセス機会を提供して単一のバーチャルラボを構築できる体制が整いました。新しいサーバとハードウェアは、順次追加されます。スポンサー企業は、今後 6 か月間でハードウェアの更新をかなりの規模で行う予定です。
オープン・ソース・デベロップメント・ラボは今後世界中に展開される予定ですが、これらのラボが相互に接続されて 1 つにまとめられたバーチャル開発環境を備えることになります。ラボ施設が開設される場所と時期については、今後の発表にご注目ください。
ハードウェアは、プロジェクトでの必要に応じて追加購入されます。設備と資金は、規模が非常に大きなプロジェクト要件さえサポートできます。ラボに導入されるハードウェア情報はニュースレターで発表し、osdlab.org に掲載することになります。
ラボディレクタの指名
Tim Witham が、OSDL のラボディレクタに指名されました。Tim は、1995 年から Linux を支持して活用している上、18 年以上にわたって、大規模な商用 UNIX システムと Linux システムに携わった経験を持っています。また、システムとソフトウェアのアーキテクチャの分野で幅広い経歴があり、この地位に相応しい人物と言えます。
OSDL ラボディレクタは、OSDL のポリシーとプロセスの実行と共に、ラボを利用できるプロジェクトを選定してラボリソースをそのプロジェクトに割り当てる責任があります。また、ラボ自体の日常の運営を行い、OSDL の技術スタッフの採用も行います。
OSDL オフィサーとディレクタ
2001 年の OSDL ボード・オブ・ディレクタが選定されました。これらのボードメンバーは、 Linux をエンタープライズ対応にすることに非常に関心のある企業やコミュニティにおける指導的役割を担っています。OSDL ディレクタとオフィサーの氏名と所属企業名は、このサイトの「概要」のページで見ることができます。
ラボに最高額の寄付をした企業スポンサーは、それぞれボードに常任議席を 1 つ有します。他のスポンサーは 3 つの議席を分け合います。一般の Linux 開発者コミュニティのメンバーは残り 2 つの議席を占め、議席を有するボードメンバーが、さまざまなディスカッションとフォーラムを通じたコミュニティからの推薦に基づいて選任します。このボード構成によって、どのメンバーもボードで過半数を占めることがないため、OSDL メンバーの何れも OSDL に対して支配権を及ぼすことができないことを保障しています。
OSDL での採用機会
OSDL では、近い将来、プロジェクトを追加し、スタッフを増員することを検討しています。もし、データセンタークラスの Linux プロジェクトやプランを立ち上げる業務に携わっている場合、ラボディレクタに問い合わせて OSDL のリソースが役に立つかどうかをご確認ください。米国オレゴン州ポートランドにある OSDL で働くことに関心がある場合は、「概要」ページに記載している「求人情報」を確認してください。
OSDL のディレクタ、 オフィサーならびにスタッフ一同、オープンソースコミュニティをサポートする仕事を通して素晴らしい仕事をすることを楽しみにしています。
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