OSDL ニュースレター - 2001 年 1 月

これは OSDL ニュースレターの第 1 号です。このニュースレターは定期的に更新して当ページに掲載し、希望者には、電子メールにてお送りします。ラボ施設、機器 、その他のリソースの情報に加え、新しいプロジェクトやラボスタッフに関する記事も掲載します。また、ラボアソシエートから寄せられる関連記事も受け付けます。

ラボニュース

OSDL は、ラボ開設に向けて着々と準備を進めています。現在、ポートランド（米国オレゴン州）の都心部に施設を確保するために、不動産交渉の最後の詰めに入っています。検討中の場所は光ファイバが敷設されているため、ラボ開設後すぐに高速ネットワークにアクセスできるようになります。また、この場所は宿泊、レストラン、ショッピングにも便利な地区で、公共輸送機関と主要なフリーウェイとも近い距離に立地しています。

最初に導入するラボ機器の大半（ネットワーク機器、ファイバチャネルスイッチ、ストレージアレイ、サーバ、クライアントのラックなど）はすでに発注済です。利用可能な機器についての詳細は、搬入され次第このサイトに掲載し、このニュースレターでも導入機器とサポートされるプロジェクトに関する有益な記事をご紹介します。

OSDL ビジネスニュース

法律的、組織的な点では、オープン・ソース・デベロップメント・ラボ（Open Source Development Lab, Inc.）は、カリフォリニア州法人として設立されました。必要な法律文書を作成し、ラボを規定するポリシーは公開のコメントを求める用意ができています。これらの文書は、閲覧者がコメントできるように、このサイトの「概要」ページに掲載しています。

OSDL ボード・オブ・ディレクタ

現在、OSDL ボード・オブ・ディレクタとオフィサーの選考を進めています。ボード構成の詳細は「定款」に記載しています。下記でその概要を平明な言葉で示します。

最初は、8 人のディレクタが選任されます。最大の寄付をした企業スポンサーが、それぞれボードに常任議席を 1 つ有します。他のスポンサーは 3 つの議席を分け合います。残り 2 つの議席は、Linux 開発者コミュニティの一般メンバー向けに確保されています。

このボード構成によって、どのメンバーもボードで過半数を占めることがないため、OSDL メンバーの何れも OSDL に対して支配権を及ぼすことができないことを保障しています。

一般ディレクタの選任

コミュニティ一般からの 2 人のボードメンバーは 1 月に選任される予定です。これらのディレクタの選任はコミュニティの見解を幅広く代表することが目的なので、このサイトでは皆さんから推薦を寄せて頂くためのフォーラムを主催する予定です。

このメンバーの選任については、コミュニティで名の通っている数名のメンバーと話し合い、ディレクタの候補者名を提案する予定です。提案されたディレクタ候補についてご意見を歓迎します。また、他に適当な推薦があればお寄せください。

フォーラムは 1 月 3 日に開設予定です。お寄せ頂いたご意見についてはまとめた上で、暫定ボードに紹介します。2 人のコミュニティ一般ディレクタは、ニューヨークで開催される LinuxWorld Expo の会場で選任され、発表されることになっています。

頻繁に閲覧してください

OSDL は、まさに離陸しようとしています。このサイトとニュースレターは、今後、頻繁に更新されます。これからも折に触れこのサイトを閲覧し、最新の情報をご覧ください。ラボアソシエートとして登録し、ボックスにチェック印を付けていただくと、ニュースレターを電子メールでお送りいたします。