OSDL メンバー契約書
本契約は、2000年____月____日に、Open Source Development Labs, Inc.(以下「OSDL」といいます)と__________________(下記に定義。以下、「メンバー」)の間で締結されました。
OSDL は、技術的プログラムのスポンサーシップを通じて技術的環境ならびにビジネス環境を Linux 界で構築する作業をサポートし、Linux 開発者ならびにユーザが標準化された互換性のある Linux プラットフォーム上でハイエンドなエンタープライズクラスのアプリケーションを開発することを可能にするために非営利法人として設立されました。
メンバーは、OSDL に参加することを希望します。
そこで、OSDL は、メンバーが本契約書に記載される条件に基づいて参加することに合意し、メンバーは本契約書に記載されている条件を遵守することに合意しました。
契約書
1. グループメンバーシップ;コントロールグループ。 OSDL におけるメンバーとしての資格は、メンバーと同じグループに属するすべての法主体を本契約に拘束させます。本条の解釈上、 「コントロール」とは、(i)別の法主体の議決権付証券全体の 50% を超える所有を意味し、(ii)非法人組織の法主体の場合は、「コントロール」とは法主体のために決定する権利を表す所有権の 50% を超える所有を意味するものとします。「コントロールグループ」には、メンバーによってコントロールされるすべての法人または他の法主体、メンバーをコントロールするすべての法人または他の法主体、ないしはメンバーをコントロールする法人または他の法主体によってコントロールされるすべての法人または他の法主体が含まれます。
2. メンバーシップ
2.1 OSDL ポリシーの遵守。 メンバーは、ボード・オブ・ディレクターによって策定された OSDL の定款ならびに他のすべてのポリシーと手続きを検討した結果、遵守することに同意します。メンバーは、定款、ポリシーならびに手続きの修正ないしは追加の効力発生日を、少なくとも30日前に書面により通知されるものとし、かかる修正ならびに追加は将来に関するもののみとします。メンバーは、本契約ならびに OSDL のメンバーである資格を終了しない限り、OSDL 施設でのメンバーの活動ならびに OSDL とのメンバーの活動範囲に関しては、正式に採択された修正ないしは定款に拘束されるものとします。
2.2 入会金。 メンバーは、ボード・オブ・ディレクターの決議によって正式に賦課される会費ならびに入会費またはその他の分担金すべてを支払うことに合意します。会費、入会金ないしは分担金を賦課する決議の採択から 30 日以内にメンバーが OSDL を脱退した場合、メンバーは、かかる会費、入会金ないしは分担金を支払う義務は一切ないものとします。メンバーが、かかる会費、入会金ないしは分担金の採択から30日以内に脱退しない場合、たとえその後 OSDL から脱退した場合でも、メンバーは、かかる支払いを履行する責任があるものとします。
2.3 費用ならびに諸経費。 メンバーは、従業員への報酬ならびに OSDL のミーティングや会議へのメンバーの参加に関連した一切の旅費や諸経費など OSDL への参加に要した自らの費用や諸経費を負担するものとします。かかるメンバーは、OSDL から弁済される権利を有していないことを了解します。
2.4 公開。 OSDL ならびにメンバーは、他のメンバーの書面による許諾なしに、他のメンバーの名称をいかなる公開形式でも使用しないものとします。ただし、メンバーは、自らが OSDL のメンバーであることを文書類、プレスリリース、パンフレットならびにその他の資料で公に開示して明らかにすることができます。OSDLは(メンバーによって書面で要請されない限り)、メンバーが OSDL のメンバーであることを文書類、プレスリリース、パンフレットならびにその他の資料で公に開示して明らかにすることができます。ただし、かかる言及は、すべて真実かつ正確であること、ならびに、このようなプレスリリース、パンフレットないしはその他の資料がメンバーの名称のみを表示し、それ以外のメンバーに関する参考事項、属性ないしは言及を伴わず、完全なメンバーリストを表示することを条件とします。メンバーによる書面での要請がある場合でも、法律または管轄裁判所によって請求された場合は、OSDL は、当該メンバーがその地位にあることを開示できます。
3. 秘密保持。 OSDL の活動に関連するメンバー相互間ならびに OSDL とメンバー間の一切の情報交換は秘密とはなりません。しかし、OSDL は、将来、運営上適当とみなした場合、限定的な秘密保持の規定を採用することを決定できます。
4. 退会。 メンバーは、何時でも OSDL のメンバー資格を終了する意思を通知することができます。メンバーは、メンバー資格の終了前に支払ったいかなる会費、入会金ないしは分担金にも払い戻しの権利がないものとします。退会をもって、本契約は自動的に当該メンバーについては終了するものとします。ただし、メンバーの退会は、本契約ないしは当該メンバーと OSDL ないし他のメンバーとの他の契約に基づき性格上存続する権利ないし義務には影響を及ぼさないものとします。
5. その他
5.1 黙示的なジョイントベンチャーの否定。 本契約は、メンバー相互間でジョイントベンチャー、パートナーシップないしはその他の事業提携の形式を創設するものではなく、情報、製品、サービスないしは技術の開発、製造、使用、使用許諾、購入ないしは販売の義務を生じさせるものではありません。
5.2 費用。 本契約に基づき義務を遂行する際に当事者が要したすべての費用ならびに諸経費は、当該出費を要した当事者によって負担されるものとします。各当事者は、必要なすべてのライセンスないしは許諾について、自らの費用で所有または取得するものとします。
5.3 有効性ならびに解釈。 本契約の規定のいずれかが法的に有効でない場合でも、規定の他の部分は効力を有します。本契約の表題は、参照の目的のみに付けられており、本契約の意味ないし解釈には影響を及ぼしません。
5.4 メンバー資格の非譲渡性。 メンバーは、ボード・オブ・ディレクターの過半数が書面で明示的に同意しない限り、メンバー資格を譲渡することはできません。
5.5 責任。 天災、政府機関の行為、ないしは戦争、洪水、市民暴動、労働争議、過酷な天候条件、停電ないしは電力不足、機器ないしソフトウェアプログラムの誤動作ないしは遅延した当事者の相当な支配を超えるその他の原因により、本契約に基づく義務の履行が遅延ないしは中断しても、当事者はこれらの事由から生じるいかなる損失に対しても責任ないしは義務を負わないものとします。本契約に基づいて、メンバーによって OSDL ないしは他のメンバーに提供されるすべてのドキュメント、ソフトウェアならびにその他の資料は、現状のまま提供され、メンバーは、特定の目的に対する商品性ならびに適合性の黙示的な保証を含め、明示的であるか黙示的であるかにかかわらず、いかなる保証もしません。メンバーならびに Open Source Labs, Inc. は、本契約に基づき、付与された権利、予定された行為ないしは行われた行為に関連するいかなる責任も保証せず、責任を負わないものとします。利益の損失、事業の損失、データ使用の損失、業務の中断、ないしは、あらゆる種類の直接的、間接的、例外的ないしは典型的、偶発的、懲罰的ないしは結果発生的損害に対して、かかる損失ないしは損害の可能性が通知されていた場合でも、メンバーは、他のメンバーないしは Open Source Labs, Inc. に一切責任は負わず、また Open Source Labs, Inc. も、いかなるメンバーにも責任を負わないものとします。
5.6 放棄。 いかなる承認、同意ないしは権利の放棄も、許諾する当事者による署名がない限り、効力を有しない。権利を留保しているにもかかわらず、厳格な履行を要求しなかったり、権利の行使を行わなくても、当該違反ないしは将来の違反に対し、当事者が、事後に権利の主張ないしは行使を行うことを妨げるものではない。
5.7 副本。 本契約書は副本を作成して、それぞれを正本とみなすことができます。ただし、両方を合わせて 1 つの同じ契約書を構成するものとします。
5.8 効力。 本契約は、OSDL のセクレタリー代理が、署名された本契約書をメンバーより受領した時点をもって効力を発します。OSDL のセクレタリー代理は、本契約書を受領した事実をメンバーに速やかに書面にて通知します。将来のメンバーについては、将来のメンバーが本契約書に署名した日をもって効力を発するものとします。
5.9 完全な合意。 本契約は、本契約の主題に関するメンバーならびに OSDL 間の完全な合意を構成します。本契約の規定に対するいかなる追加ないしは変更も、メンバーならびに OSDL 双方の正当な権限を有する代表者によって署名される書面によって行われない限り、メンバーを拘束しないものとします。
当事者は以上のことを承認し合意します。
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肩書: |
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